ILO_Japan_Friends’s diary

ILO Japan Friends’ diary

国際労働機関(ILO)駐日事務所・インターンによるブログです。

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【TICADサイドイベント】パネリスト紹介

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今回はパネリストの紹介をしたいと思います。

今回ご紹介するのは、ママン・サンボ・シディコウG5サヘル常駐代表です!

 

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1997年から1999年にかけてニジェールの外務・アフリカ統合大臣を務め、1999年からは大臣クラスの地位を得て大統領首席補佐官として活躍したこともあるシディコウ氏。その後、世界銀行UNICEFセーブ・ザ・チルドレンUKでの勤務を経て、2011年から2014年は在米ニジェール大使としても活躍。2015年から2018年にかけて、国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)の代表を務め、2018年からはG5サヘルの常駐代表を務めています。

 

では、シディコウ氏が常駐代表を務めるG5サヘルとは、どのような枠組みなのでしょうか。

 

【G5サヘルとは】

G5サヘルは、ブルキナファソ、マリ、モーリタニアニジェール、チャドが構成国となり域内の平和と安全保障の構築を目指す枠組みの名称です。

 

1)G5域内における平和と安全保障の構築

2)交通・水インフラ、エネルギー、情報通信インフラの開発支援

3)G5サヘル加盟国のガバナンス改善のための適切な環境づくり

4)食糧安全保障、人材育成、牧畜の開発を通じた適応性を伴う能力育成

 

を主要な重要項目とし、様々なプロジェクトを通し、協働して同地域の発展を目指しています。

 

ILOは、「サヘルに対する国連統合戦略(UNISS)支援」の枠組みのもと、雇用創出や社会対話の実現、国際労働基準の推進などを中心に介入を実施してきました。

 

3000万を超える人々が暮らす同地域は、可能性に満ちた地域である一方で、貧困問題や過激主義の台頭、テロ、犯罪の増加、深刻な収入格差など、いまだ多くの問題を残す地域でもあります。

 

今回のイベントでは、日本政府も積極的な支援を行っているG5サヘル常駐代表のママン・サンボ・シディコウ氏にもご報告いただき、アフリカの若者の仕事を支援するための知識や経験、障壁などについてお話いただきます。

 

ご関心のある方は、ぜひ本イベントにご参加ください!

(事前登録が必要です。詳細は、ILO駐日事務所HPをご覧ください https://bit.ly/31x3Chd

 

それでは、また次回の更新でお会いしましょう!