【ILO×JCA:COOPスタディーツアー】大学生協・子育て・地域
【ILO×JCA:COOPスタディーツアー】東京大学生協、港区子育て応援プラザPOKKE、大田区地域福祉事業所ポジティブ 編
今回は9月10日(火)に行われましたCOOPスタディーツアーの事後レポートをお届けします!本ツアーはアフリカで協同組合の実務を担うリーダーの方々を研修生としてお呼びし、日本の協同組合の取組みについて学んでもらうことを目的としたプロジェクトです
【東京大学生協】
午前中は東京大学駒場キャンパスにお邪魔しました!
東大生協の方からは東大生協の歴史、構成、直面している課題についてのお話を伺うことができました
・東京大学の生協は戦後初めてできた生協
・日本の大学生協の中で一番売り上げが大きい
・東京大学の学部生の98%、院生の60%、教職員の半分が大学生協の組合員
・構成員である学生の生協へのコミットメントの低下が課題となっており、最近は組合員に対する食堂での値引きの実施によって生協加盟のメリットを実感してもらう取組みが行われている
といったお話を伺うことができました。
インターンも学生であるため大学生協には加入していますが、生協について知らないことが多く、勉強になりました。
お昼ごはんを食堂でいただき、その後は生協ショップを訪問させていただきました。ショップには食料品、文房具、電子機器、書籍と学生をサポートするあらゆる商品がそろえられていました
【港子育て応援プラザPOKKE】
午後に訪問させていただいたのが、田町にある港子育て応援プラザPOKKEです!
POKKEは日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)によって運営されている子育て応援施設です。一般的な預かり保育に加え、夜間のステイや親御さんたちのコミュニティースペースとしての利用がなされています
登録さえすれば地域の親御さんがどなたでも利用することができるそうです。
実際にPOKKEで施設長の方からお話を伺っている間も、お母さん方がお子さんを連れておやつを楽しむ会が催されていました
印象深かったのが働いている人を従業員(employee)と呼ぶのではなくメンバーと呼んでいたこと、重度の障がいをお持ちの女性がメンバーとしていきいきと活躍されていたことでした
ワーカーズコープが子育て応援施設を運営していることに対し、当初は不思議だと感じていたインターンですが、お話を聞くうちに、子育ての安心が仕事における男女平等やメンバーに対する安定的な雇用の提供という労働者にとっての福祉につながっていることを感じました
【大田区地域福祉事業所ポジティブ】
続いて訪問させて頂いたのが、同じくワーカーズコープによって運営されている大田区のおおた・ぞうしき地域福祉事業所ポジティブです!
こちらは障がいを持つ小学生から高校生までの子どもが楽しく放課後を過ごせるように設立された事業所です。中ではおやつを食べたり、おもちゃで遊んだり、メンバーの方とお話を楽しむことができます。訪問させて頂いたときにも10人ほどの小学生が楽しそうに遊んでいました。
子どもたちに充実した放課後を提供すると同時に障がいのある子を持つ親御さんたちの子育ての負担を情報面や時間面で軽減していることが感じられました
子どもたちはアフリカからの研修生に対しても積極的に遊んでもらおうとし、研修生の方々もとても楽しそうでした。
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【ILO×JCA:COOPスタディーツアー】東京大学生協、港区子育て応援プラザPOKKE、大田区地域福祉事業所ポジティブ編は以上となります!まだまだCOOPツアーのコンテンツは盛りだくさんですので、次回投稿をお楽しみに!